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エアクリーナ点検

難易度指数:1 エンジン整備の基本?
エアクリーナは、エンジンが吸入しようとする空気から砂塵などを取り除く部品です。コレが無いと、砂塵がシリンダ内部に侵入して、磨耗に繋がります。もうこの辺は説明するほどでもないでしょう。キャブ車の場合は、キャブの上にある円形のケースの中にあり、EGI車ではエアフローセンサの隣にあります。

 

1.エアクリーナの知識

A. 種類  
ウレタン式やエレメント式など種類があるので、ここではメジャーなエレメント式に特化します。1960年代後半以降は殆どがこの仕様です。エレメント式の中でも乾式と湿式の2タイプに分類することができます。
  • 乾式: 乾いた“ろ紙”を使用したもの。70年代ではトヨタ、ホンダ、マツダ、三菱、スズキ、ダイハツ等に採用していました。
  • 湿式: ろ紙にオイルをしみこませたもの。70年代では日産、いすゞ、富士重工等に採用されていました。
B. メンテサイクル  
  • 乾式: 5,000km毎に清掃、20,000km毎に交換
  • 湿式: 2年または40,000km毎に交換 [清掃は不要(禁止)]

 ※走行距離はあくまでも目安です。使用状況により、もっと早めに行ったほうが良い場合もあります。

C. メンテを怠ると・・・
メンテを怠ると、当然目詰まりします。目詰まりは過濃空燃比へ直結するため、次のようになります。
  • 燃費悪化
  • 排ガス中の有害成分増大
  • エンジン出力低下(特に高負荷時)

EGI車の場合は、空燃比が濃くなることはキャブ車より少ないです。しかし吸入空気量が減るのでパワーダウンになります。またEGI車では、エアクリーナを社外の吸気抵抗が極端に低いタイプの部品を使用すると、エアフローセンサの信号が狂ってしまい(希薄空燃比)、パワーダウンやMIL(警告灯)点灯の原因になります。

 

 

2.メンテ方法

ココでは、日産車の標準である、湿式エアクリーナエレメントのメンテ方法をご紹介します。

湿式エレメントでは、基本的に清掃は不要。乾式のように圧縮空気で吹き飛ばすと、染み込ませているオイルまで飛んでしまい、かえって目詰まりしてしまいます。もちろん水洗いなんて、もってのほか(笑)

エアクリーナケースのアッパーケースを固定している蝶ナットやクリップを外すと、アッパーケースが外れます。なお、車両によっては予めエアダクトやバキュームホースを外しておく必要があります。

A. 点検の場合

走行距離が交換時期に達していない場合は、点検と位置変えになります。

  • エアクリーナケース内面の汚れを落とします。それにしても画像の状態はバッチィ〜(苦笑)
  • エレメントの上面・下面の樹脂(または金属)の部分を綺麗に拭き取ります。
  • エレメントの汚れが均等になるように、少し位置を変えて装着し、アッパーケースを取り付けます。
B. 交換する場合

交換に工具は不要です。出来れば上面に交換日と交換時走行距離をマジック等で書いておくと、次回以降のメンテの時に参考になります。

【メーカー別部品番号】
消耗品ですから、社外品も出回っています。これらも含めて挙げると下記のようになります。番号が合えばどれでもOKです(価格は07年3月現在)。

L20/L26シングルキャブ用

  • 日産純正部番: 16546-S0100 (\2,060)
  • PITWORK部番: AY120-NS016 (\2,060)
  • 東洋エレメント: TO-2906V
  • 日東工業: 4ND-1008W

※ 外径:257.5mm 内径:201.5mm 高さ:61mm

L20ツインキャブ用

  • 日産純正部番: 16546-E3210 (\3,030)

 

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