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430ワゴン(W430)リヤスプリング修理報告


※ 掲示板からの抜粋です。時系列は掲示板とは逆で、上から下に向かって進みます。

リアが下がってしまいましいた  No: 1460 [返信][削除]

 投稿者:もも  03/12/27 Sat 19:39:01

はじめまして、430グロリアのステーションワゴンに乗っております。走行距離も26万キロになりました。我が家にはこの車1台しかないので、どこが壊れても週末の野戦修理で何とかしのいできました。リーフスプリングの重ね部分の段付磨耗が激しくなったので、永田さんのすばらしいHPを参考にさせて頂き、リーフスプリングをY30ワゴンのものに替えたのですがリアが下がってしまい、5人乗車では離陸寸前の姿勢です。たまたま、駐車場で見かけたY30バンのリーフをそっとのぞくと肉厚のリーフがなんとなくわたしのグロリア430ワゴンにつくような気がしたのですが、どうなのでしょうか。


ほぼ同じスペックなハズなんですが  No: 1461 [返信][削除]

 投稿者:ながた  03/12/27 Sat 22:45:01

ももさん>はじめまして。書き込みありがとうございます。
430で26万キロですか! ちょっとビックリです。
430ワゴンとY30ワゴンと比較すると、リヤ荷重が殆ど同じでリーフスプリングも仕様は近いのですが、中古を使うと予想を裏切る結果となるかもしれません。実際Y30ワゴンも尻下がりのクルマを結構見ますし。
空車状態の車両姿勢も尻下がりと言うことなのでしょうか? ここでほぼ水平なら一応OKなんですがね。
Y30バンのリーフは、うちのサイト上では「仕様が違うのでNG」としています。でも外観寸法上は総板厚以外は同じなので、Uボルト寸法さえ気をつければ、付く事は付きます。ではどこが違うか、フリーキャンバ、バネ定数、常用荷重が違います。どれも高荷重用のセッティングとなるので良さそうなんですが、それ以外にスプリングの効き方などが少々違います。具体的には・・・
1.枚数が違う(総板厚が違う)
2.2段効きのスプリングである。
この内、2番の説明をします。
低荷重時、高荷重時で同じばね定数では、乗り心地、車両姿勢を両立できないので、低荷重時はワゴンに近い特性(ばね定数=2.6kg/mmくらい)、高荷重時には貨物車としての特性(ばね定数=5kg/mmくらい)が出るようにしています。この辺の切り替わりは片輪で500kgくらいだったと思います(ラップする領域はあります)。つまりあのごついスプリングはそれまでは効きません。ムダにぶら下がっているいるだけです。ばね下荷重に大きく影響するので、サイトにはNGの記述を入れました。

今回のももさんの430ワゴンを考えた場合、他の乗用車系と比べて、荷重的にバンに最も近いので、やってみる価値はあると思います。この場合はUボルトの長さがそのまま行けるかに注意して下さい(多分大丈夫だとは思うのですが)。
ただしあのごついスプリングが作用するかはちょっと疑問です。現状のワゴン用よりかは良いような感じもしますが。

ボディーとか電装系とかの維持が大変だと思いますが、がんばって下さい。


やってみることにします  No: 1463 [返信][削除]

 投稿者:もも  03/12/28 Sun 22:47:25

ながたさん、アドバイスありがとうございます。私の430ワゴンはどちらかというと「実用車」で毎日の通勤にも使いますし時には重量物を満載したりするので、機能維持重視の整備をしています。空車で燃料タンク空の状態でも少し尻下がりです。5人乗るとちょっとした段差でサスがバンプラバーに当たります。リーフはオークションで解体ヤードで他の車の下になっていないドナーのモノを選んだのですが。近いうちにY30バンのリーフを手に入れてその結果をお知らせしたいと思います。ちなみにサイドシルの部分はツギだらけです。電装ではインジェクタ本体からの燃料漏れが多く、中古ですが4セット目です。


(レス)  No: 1465 [返信][削除]

 投稿者:ながた  03/12/30 Tue 12:51:07

ももさん>せっかくウチのサイトを参考にして下さったのに、良い結果が得られなくて申し訳ありません。
やはり130~330セダン&HT系だと、仮に組んだWY30用中古リーフが多少ヘタっていても車高が上がるものですけど、荷重がほぼ同じのW430系だとこのヘタリが命取りになりますね。また進展がありましたら、是非結果をお知らせ下さい。サイトの記述訂正か、投稿コーナーに掲載することで反映させたいと思います。


やってみるまえに  No: 1479 [返信][削除]

 投稿者:もも  04/01/05 Mon 23:29:23

430ワゴンのリーフY30バンのリーフに交換するとすると、車検のときに構造変更の手続きは要らないのでしょうか。あまり見ない古い車ですし、Y30ワゴンのものだと検査官も気がつかないかもしれないと思うのですが、バン用のリーフだと少し目立つような気がします。このへんはどうなのでしょう?


ホンネと建前  No: 1480 [返信][削除]

 投稿者:ながた  04/01/06 Tue 23:26:14

ももさん>うっかりしていましたが、正確に言うと構造変更が必要です。
でもこれで車検の時にお咎めがあるかと言うと、実際には無いと思います。WY30用ですと、殆ど、いや全くと言って良いほど変更したことが判りません。でもVY30用となると確かにちょっと不安ですね。
特にVY30用スプリングは、総枚数が減ってしまう事が不安です。WY30は5枚で、W430と同じなのに対し、VY30は3枚だか4枚だったと思います。その分1枚当たりの板厚は厚い事になります。
コイルスプリングは規制緩和で自由度が増しましたが、リーフは対象外です。
当サイトに「VY30用は仕様が違う」とわざわざ書いたのは、この枚数とかの問題があったからだったことを思い出しました。

ちょっと考えてみると、上手くごまかす(?)には第1~2リーフ(数字は上から順番に1、2・・・)をVY30用に、第3~5リーフをWY30用にして“ニコイチ”にする手もありそうな・・・
リーフの前のほうにあるでかいブラケット(リーフを束ねてボルト締めしたところ)があると無理かもしれませんが。


リーフのばらし方は当サイトにありません。検索してみると、サニトラのページで参考になりそうなのがありましたので、リンクを張っておきます。ばらす目的がちょっと違うのですが、作業時の注意点は共通です。

http://paper.freespace.jp/moro/


やってみました  No: 1492 [返信][削除]

 投稿者:もも  04/01/14 Wed 08:41:00

尻下がりの430ワゴンにVY30のリーフの移植しました。430用、WUY30用、VY30用のリーフがそろってしまいました(苦笑)ので、少しデータを取ってみました。VY30用のリーフは永田さんのおっしゃる通り、4枚構成でした。メインリーフの厚さは、430用、WUY30用、VY30用の順に7.2mm、7.0mm、8.0mmでした。ただ、VY30の一番下の真っ直ぐなリーフは中央部で約15mmの厚さがありました。UボルトはVY30用は430用と比べて5mmほど長くなっていましたが、430用の方でも問題はありませんでした。また、各リーフの先端の軋みおよびかじり防止の円形の部品は430用やWUY30用ではゴム製ですが、VY30用ではエボナイトのような硬く、滑りやすい材質でした。片側一組の重量は430用で約16kg、WUY30用が約18.5kg、VY30用(平成8年車のもの)はなんと約20.5kgもありました。多分、WUY30とVY30についている(同じもの)ワインドアップ防止用(?)の錘が2.5kgくらいはあるのではと思います。VY30のリーフをつけると、ヘタリきったWUY30のリーフ使用時と比べてタイヤハウス部分の測定で約4.5cmのリフトアップになりました。ばね下重量はノーマル430ワゴンと比べて8kg以上(リーフは懸架もかねるので半分の4kg?)重くなってしまいましたが、シャックルの角度が90度に近いので、ばねレートが上がった分を考慮してもそれほど突き上げ感はありません。ただ、リーフの枚数が少ないことと、リーフ間に入れてある軋み防止部品のすべりがよいことからと思うのですが、ダンパー効果は少なく、バンプでは少しゆれ戻しがあります。結果としては私の「働く430用」としては大成功だと思います。後は、検査官サンが気がつかないことを祈って来月車検に持っていきます。ながたさん、ありがとうございました。


(レス)   No: 1494 [返信][削除]

 投稿者:ながた  04/01/14 Wed 22:34:56

ももさん>レポートありがとうございました。錘は図面上では2Kgのようです。目的ははっきり判りませんが、私もウインドアップ対策用のような気がします。通常この対策に、リーフセンタを前寄りオフセットさせるのですが、比べて後ろ半分が25mm縮まった為オフセット量が減ってしまい、430用と比較して効果が薄れたのでこのようにしたのかと・・・
ちなみに、リヤショックはW430、WY30、VY30ともW230、230STD用が流用されています。230のセダン(DX以上やHTに使われているガスショックにする事も出来るハズですので、ご参考まで。)
今回レポートいただいた内容は、「投稿コーナー」に保存しようと思っています。


 

<<管理人より>>

2003年12月~翌1月の掲示板投稿記事より抜粋しました。W430(430ワゴン)にWY30(Y30ワゴン)のリーフを入れたら車高が下がってしまい、VY30(Y30バン)用に変更したと言う事例です。

その後、色々調べてみたところ、これらリーフの仕様諸元が少し判りました。

WY30用リーフ  (P# : 55020-V6402)

  • バネ定数 ・・・ 2.57kg/mm
  • キャンバ/常用荷重 ・・・ 13.5mm/380kg
  • フリーキャンバ ・・・ 161.5mm
  • 枚数 ・・・ 5

VY30用リーフ  (P# : 55020-V6004)

  • バネ定数 ・・・ 2.68kg/mm(245kgまで)  4.46kg/mm(786kg以上)
  • キャンバ/常用荷重 ・・・ 30.5mm/420kg
  • フリーキャンバ ・・・ 174mm
  • 枚数 ・・・ メインリーフ : 3、 サブリーフ : 1

このデータと実験君のリーフのページにあるデータを比べると、WY30リーフではW430用と仕様がほぼ一緒。
W430にへたったWY30用の中古リーフを使用すると、車高が下がってしまう可能性があります。その点、VY30用ではWY30用と比較してキャンバに30mm程度の余裕があるので、このようなことはないでしょう。
ワゴンよりリヤ荷重が片輪で70kgほど軽いセダン、HT系の車両の場合は、仮にへたった中古WY30リーフを装着しても車高が下がることはないと思います。

しかし、430は26万キロ走って段付き磨耗しているほどなのに、素性がわからないとは言えそこまで走りこんでいないであろうWY30のリーフを付けて車高が下がってしまうと言う事は、WY30リーフってヘタリ易いのか?・・・

 

 

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