2021年3〜6月の掲示板投稿記事より抜粋しました。初代の日産製ATである3N71A型のATユニット内部故障により、次の世代となる3N71B型への載せ替え事例です。纏めると下記になります。
【故障車両】
- 1970年式 H130 スペシャルシックス コラムAT
- ATユニット型式: 3N71A型
- ATユニット番号: E3050
【装着したAT】
- ATユニット型式: 3N71B型
- ATユニット番号: X2670
- 適用車種: 430 L20ET フロアシフト用 1980年4月〜1981年4月
【換装のポイント】
- コンバーターハウジング組み替え(3N71A用再使用 コラムシフト用リンケージ対応)
- トルクコンバーター組み替え(3N71A用再使用)
- オイルクーラーパイプ加工(切り継ぎ加工 ATユニット側コネクター相違対応)
- シフトステー取り付け方法変更(組付け方向変更)
- スピードメーターギヤの歯数を確認、必ずギヤ比をノーマル時と合わせる
- ASSY脱着には必ずミッションジャッキを使う(自作でも可、換装に限らずAT脱着作業時は必須)
AT故障時は大抵が廃車かMT換装の道を辿るのですが、3N71A⇒3N71Bへ換装によるAT世代更新をさせてのAT復活となった、数少ない成功事例かと思います。本件は3N71B型同士でも応用できます。例えば、230や330系のAT車は430用ATと載せ替えることは可能である、ということです。4速ATである4N71B系も可能??・・・特にロックアップ付だとこのハードルをどう乗り越えるかがカギになりそうです。ロックアップ無し4ATはそもそもタマが少ないハズ。
ま、とにかく本件は私も大変参考になりました。 hurryさん、情報提供をいただきありがとうございました。
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