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電源ハーネス増設

難易度指数:2 ハンダ付けができれば簡単。

1.目的

夜間ブレーキを踏むと、メーターイルミネーションが「バッ」と暗くなる。特に私のDXは踏んだ瞬間は消えるくらいにもなるのです。
原因は電源ハーネスの電気抵抗増加で、容量が目減りしてしまった為です。ブレーキランプ(23W X 6)が一斉に点灯した時、容量が足りないと電圧が下がってしまい、結果イルミが暗くなってしまうのです。ちょっと難しいようですが、電気抵抗(R)と電流(I)、電力損失(Q)の関係は・・・

Q=IR [W]

となります。つまり、電力損失は電流の自乗に比例するのです。では、その損失分はどこにいくか・・・それは熱に変ります。だから大電流を扱うハーネスは火災の可能性すら出てきます。

2.電圧降下の測定

テスターのレンジを10[V]以上にしてからバッテリーの「+」端子にテスターの「+」、ヒューズBOXの常時電源端子にテスターの「-」端子をつなげます。エンジン停止状態で、イルミ&ブレーキランプの点灯、デフォッガON等電気負荷を与えます。
テスターのレンジを順次下げて行き、最も指針を振らせるレンジにします。そこで指した電圧がバッテリー~ヒューズBOX間の電位差(電圧降下)です。
なお、画像はその時のテスターの様子で、1.5[V]を指しています。

3.ヒュージブルリンクまわり

←がヒュージブルリンクです。バッテリーを降ろすと手が入ります。
それを分解(端子をフォルダから外すだけ)して端子のカシメ部をハンダ付けします。これは芯線~端子カシメ部の電気抵抗を減らす為です。フラックスを併用しないと、芯線へのハンダの吸いこみが悪いので注意。

4.電源線増設その1

バッテリーからヒュージブルリンクに来るハーネス(白色)のテーピングを解いて、そこに太めのハーネスをハンダ付けして増設します。
ヒュージブルリンク直前で分岐させているので、出来るだけこの近くにヒューズ(使う電線の容量に合わせる。私の場合は20[A])を割り込ませ、室内ヒューズBOXへ導きます。
(すいません、完成後の画像を撮り忘れました(笑))

5.電源線増設その2

←は室内ヒューズBOXの位置です。
コレを分解し、増設したハーネス(赤色)をハンダ付けします。部位は常時電源の金属プレート部です。予めサンドペーパー等で磨いてから、フラックスを併用してからハンダ付けです。

6.効果

1と同じ条件で測定したものです。約0.3[V]まで下がりました。

では乗った感じは・・・
ブレーキを踏んだ瞬間は、急激に電流が増加するので、一瞬暗くなるのは変りませんが、コレは仕方のないこと。でも、その度合いは小さく、その後はちゃんと復活し、踏んでいない状態との差が殆どなくなりました。これはブレーキを放した時のイルミの光量変化(が小さい)で感じることが出来ます。

 

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