適用車種 |
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難易度指数:2 | ボルトオンです |
1.目的
セダン・HTのC-DX以上のグレードとワゴンの2点式フロントシートベルトはALR式という巻取り装置が装着されています。このALR、動きが今のクルマに採用されているELR(ベルトを早く引き出すとロックする)とは少し違い、「ベルトを引き出す→バックルにつなげる→少しベルトを戻すと伸び方向へはロックがかかる(巻き取り方向へはロックがかからず)」という掃除機のコードの巻き取り装置の逆のような動きをするのですが、これがクセモノ。走行中の揺れで1コマずつ巻き取られていって、だんだん腹が苦しくなってしまうのです。ちょうどウエストが気になりだしたのでちょうどいいかな?? いやいや、関係ありません(笑) 度々腹が締め付けられて「オエッ」っと来るのはもうごめんです。
75年4月に230は全車3点式フロントシートベルト+ELR式に変更となったのですが、それ以前に製作された私のクルマもELR化して装着時の苦痛?を排除しよう、というのがきっかけでした。
2.部品の選定
新品を調べると75年4月以降のものはすでに製廃。330用ではベンチシート用のみ流用可能ですが、これも製廃。いろいろ調べた結果、
1.今でも製廃になっていない の条件に当てはまるのは・・・ やはり、250プレジデント(’82年までのタイプ)用 です!! |
部品名称 | 部品番号 | 価格(参考) | 使用個数 |
フロントシートベルトセット | H6830-F1740 | \22,000 くらい(1個) | 2個(左右共通) |
3.取付け その1
腰ベルトはそのまま交換するだけ、ボルトオンです。 巻取り装置側はブーツの長さがちょっと短いかな、という程度、バックル側はデザインがかなり今風です。 |
4.取付け その2
このシートベルトは3点式なので、ショルダーベルトもセットで入っています。 実験車はDXですが、私はまだショルダーベルトを付けていないので、ここでは取付け場所のみのご紹介となります。 この画像(左リヤドア上部)の位置にナットが埋め込まれているので、内張りに穴を開けて取付けボルトを通します。(貧乏性のワシはこの「内張りに穴を開る」行為に抵抗があるのか、イマイチやる気が起きまヘン) もちろんワゴンやHTにも同じような位置にナットが付いています。 |
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250プレジ用シートベルトセット(部品番号:H6830-F1740)の新品部品が2001年4月に調査した時点で日産在庫ナシ&製廃が確認されましたので、新品入手は不可能となりました。
シートベルト仕様向上(その2)
難易度指数:2 | 難しくはありませんが・・・ |
1.目的
その1と同じ目的で、ELR+3点式化を費用をかけないようにすべて中古部品を利用したやり方ですが、ちょいと手間がかかります。
2.部品のツギハギ
入手する部品にもよりますが、プレジ(ベルト色が3タイプ有り)や330の程度の良い中古部品を見付けられれば、ポン付け出来ます。しかし、金具のメッキが錆びやすく、相当ボロい解体車では、使い物にならないケースも多くあります。
そんな訳で、私の場合は次のような部品を寄せ集めました。
部位 | 適用車種 | |
@ | 巻取り装置(ベルトを含む) | C130ローレル2ドアHT |
A | 巻取り装置側ベルト金具(バックルに指し込む部分) | 230(再使用) |
B | バックル&バックル側ベルト | ↑ |
C | ショルダーベルト | C130ローレル2ドアHT |
D | ショルダーベルト金具(バックルに引っ掛ける部分) | 250プレジデント |
3.取付け
基本的にはボルトオンです。 ただしベルトの金具を変更する場合、ベルトの縫い目を解かなければなりません。綺麗に解いてから、金具を交換 → ベルトの縫いつけ となります。縫い付けは普通のミシンでは役不足で、工業用ミシンで縫う必要があります。私はシート・テント・幌作成の業者に依頼しました。ちょっと下手クソでしたが・・・(笑) 価格は4ヶ所で2千円くらいだったと思います。
実験車はGXで、こちらにはショルダーベルトを付けています(画像は右リヤドア上部)。 |