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マフラーマウント修理

適用車種 230
難易度指数:2 汎用品の組み替え

1.概要

エキゾーストマフラーを吊っているゴムは「マフラーマウント」、「マフラーサポート」などと呼んでいますが、230用はヘタって来ると鉄製のブラケットとインシュレーターゴムが分離してしまいます。最悪はマフラーが宙ぶらりんになって、走行中に地面とヒットする可能性があります。
純正部品も入手できなくなってきたので、修理方法を2つご紹介します。

 

2.接着して修理

一つ目の手法です。ちぎれた部分をエポキシ系接着剤で接着するというもの。強力タイプでないとダメです。汚れを落とし、接着面にたっぷり接着剤を塗って接着します。

ただし、接着剤の製品にもよりますが長くても3〜5年で再発します(画像)。一時的な修理方法と見たほうが良いでしょう。


 

3.汎用部品を使ってインシュレーター部を組み替える

3-1. 使用部品

これが現時点での恒久策です。汎用品のインシュレーター(下表)を使用します。

フロント リヤ
品 名 丸型防振ゴム(両面ボルトタイプ)35Φ M8 丸型防振ゴム(両面ボルトタイプ)30Φ M8
メーカー 倉敷化工 倉敷化工
型 式 KA-35 KA-30
インシュレータ厚さ (mm) 26 18
装着時耐荷重 (kg) 25 17
使用個数 1 1
販売価格(2021年7月現在) \379 \329
モノタロウ注文コード 02041532 02041523

3-2. 手順

装着方法は以下の通り。ブラケットは再使用してゴム部分だけ交換します。画像の例はマフラーのフロント側マウントです。

  1. ブラケットのインシュレーターゴムが接着されている側(画像左側)にΦ8.5mmの穴をドリルで開ける。位置は反対側ブラケット(画像右側)を参考に現物合わせ決める。剥がれたゴムの跡を目印に中心部分に開ける、というイメージでOK。
    ※画像の灰色部分は亜鉛塗料を塗布してサビ止め

  2. M8のナットを締めて組み立てる。
  3. 車両に装着して完成。


4.最後に

純正品が入手できないときは、この汎用品を使えば新品ですし性能的にも問題なさそうです。加工といっても穴あけだけですから作業も容易で、オススメです。

 

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