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リヤドアロック

難易度指数:2 清掃と給油で直ります

冬場(が多い)にリヤドアのロックが解除できない不具合が230には散見されます。暖かい日や日なたに長時間当たると直る事も多いです。原因はドアロックのグリースが劣化・固着して動きが鈍っているから。そして暖かい日に直るのは固くなったグリースが軟らかくなり、ドアロックASSYが正常に作動するからです。

そこで、ドアの内部にあるドアロックASSYを取り外し、清掃&給油する事で機能を復活させます。

1.構成部品


リア ドアロック構成図

イラストは右リヤドアでの構成図です。ロックノブの動きはロッドを介してドアロックASSYへ繋がります。ドアロックは一部がドアの外側に露出しており、ストライカと噛み合うようになっています。今回固着したグリースが悪さするのはドアの内側に隠れる部分です。

2.取り外し作業

2-1.ドアフィニッシャ(内張り)

  1. ドアフィニッシャを外し方は前後共同じなので、こちらをご覧下さい。
  2. シーリングスクリーンは右の画像のような感じに剥がします。


2-2.ドアロックASSY

  1. ドアロックASSYに繋がるロッド2本を外します。ドライバでこじるか、左下画像のようにドライバを当てつつ軽くショックを与えてるか、こじる事で外れます。
  2. アウトサイドハンドルと繋がるアームのナット(右下画像の黄色く囲んだ部分)を外し、アームを分離します。


  1. 外側の部分につくスクリュー4本を外すと、中から取り出せます。
    (大きめのドライバで緩めること)

 

3.清掃・給油

取り外したドアロックASSYに付着している古いグリースを洗い、新しいグリースを塗ります。特にロックが解除できない不具合がある場合は、右側の画像の黄色く囲んだ部分のバーの動き(上下方向)が悪くなっていますので、これが改善されるようにする事が目標です。

清掃方法、給油箇所は以下の通りです。

【清掃方法】

  • パーツクリーナなどのケミカル用品で洗う

  • 洗い油(灯油など)で洗う

【給油箇所】

  • 軸部はエンジンオイル、マシンオイル等をさす

  • 渦巻きバネ部はグリース(*)を十分塗布する

  • ラックピニオン裏の回転する部分(画像中央付近の鋸歯状のモノ)の外周部にグリース(*)を十分塗布する

  • その他の摺動箇所にグリース(*)を薄く塗布する

*: シリコングリースが望ましい

 

【NOTE】
ドアロックASSYは一旦ドアパネルから外して清掃・給油するのが“いい仕事”なのですが、手抜きする場合、ドアロックASSYは外さずにドアパネル裏側から潤滑スプレーなどを吹きかけ、ロック-アンロックをシコシコ繰り返せば直るハズです。

 

4.組み立て

組み立ては取り外しの逆の手順で行います。これも取り外し時同様、こちらを参照下さい。

シーリングスクリーンを接着するブチルゴムが完全に硬化している場合は一度取り除いて、新品のブチルゴムで再接着します。ちなみにこの車両では、1992年頃に分解した時は粘性が残っており再接着可能でしたが、2004年の分解時は硬化して再接着できませんでした。20年くらいは再使用可能でも30年までもたないようです。
シーリングスクリーンは特に下半分はキッチリ接着されていないと、雨水がドアフィニッシャ裏に浸入しボードを腐らせます。

 

 

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