ホーム > 自分でメンテ(エンジン編) > 1. ポイント修正


ポイント修正

難易度指数:1 これは覚えておいた方が便利

ポイントとはスパークプラグに火花を飛ばす点火回路の中にあります。下図はその回路図(4気筒の例)です。点火系統の電流はバッテリからキースイッチ→レジスタ(抵抗器)→イグニッションコイルの一次側コイルを通り、ポイントを経てアースに落ちます。ポイントではエンジン回転に合わせて電流を毎秒数十回以上ON/OFFするスイッチの役割を果たし、ポイントがON→OFFになった瞬間、イグニッションコイルでは電磁誘導作用が起こります。すると二次側コイルに約2万ボルトの電圧が誘起され、ハイテンションケーブルを経由しスパークプラグで火花が飛ぶカラクリです。

今のクルマでは一次コイルに流れる電流(点火一次電流)の断続をトランジスタでやっているので、ポイントはついていません。それではなぜ“いにしえ”の部品となったか? それは重要度が高いながら寿命があまりにも短く、作動が不完全なことが多いからです。特に、排ガス規制で触媒装着が当たり前になってからは、点火系の信頼性を上げないと触媒破損や火災の危険性が出るほか、点火ミスは直接排ガスにも影響することから、乗用車系では20年くらい前からトランジスタ式点火方式が一般的になっています。

ポイントは5千キロ以上使っていると、ON/OFFが満足に出来なくなり、不具合が出始めます。現象としてはアイドリング時に瞬間的にガクッと回転が落ちたり、エンブレ時にマフラから排気ガスが爆発(アフターファイヤー)したり、ひどくなるとエンジンが掛からなくなります。
とりあえず軽症で、応急処置しか出来ない場合は、ポイントの接点を修正することで、回復できます。

1.部位

 ディストリビュータ(デスビ)の中に入っています。

 

2.分解方法

ディストリビュータのキャップ(ディスキャップ)を外します。もうここでポイントは見えますが、ロータが邪魔なので外します(引き抜くだけ)。ただし組み付け時には忘れないように注意しましょう。ぜ〜〜〜〜ったいにエンジンは掛かりませんから(笑)

 

3.ポイント修正方法

平ヤスリでシコシコ削ります。ポイント用ヤスリと隙間ゲージ(ポイント交換時に使う)等がセットになったものがカー用品店で入手も出来ます。
ポイントの接点の片方に円錐状の突起が出来ているので、それを平らにするようにすると良いでしょう。紙ヤスリでもOK。少々時間は掛かりますがアームを軽く押し付けながら削れば少しは早く出来ます。削る時の注意点は接点面と平行にヤスリをあてる事。
削ったあとはそのカスが接点に噛み込まないように拭き取るかグリス落とし等で洗浄しますカスが付着したままでは、接触不良となり電気が流れなくなるので、いとも簡単に始動不良に陥ります

 

一覧へ戻る