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製廃部品復活報告 - セドリック / グロリア 230 ハンドブック

製廃部品の復活

掲示板からの抜粋です。時系列は掲示板とは逆で、上から下に向かって進みます。

No.1567 2008/05/19(月) 22:42:11
○○ 車両情報:ブルーバードU セド/グロ以外の日産車 1973年式 L20ツインキャブ('69年10月〜)  
生産廃止
度々すみません。

本日、部品屋さんに確認したのですが、ハードウェアキットは既に生産廃止でした・・・。
結局、ピンなしで装着するしかないようです。
部品番号は「41080-F2025」でお願いしました。

また、ブレーキホースユニオンも片側が生産廃止でした。
そこで、輸入品を扱っている会社に問い合わせたのですが、こちらは、ステンメッシュホースをキャリパーに直接接続する方式で特注すれば部品上の問題は解決しそうです。
ネジピッチとホース+チューブ分の全長を自分で決定しなければいけませんが、金額的には純正でホース一式を揃えるよりも安くできるようです。


No.1568 2008/05/20(火) 22:16:43
ながた[神奈川県] Website; Dr.Nの230ハンドブック
ウチのは・・・  
○○さん>230には少々無理してつけましたが、可能であることは実証できました。これを基に考えると、幾つか問題をクリアできそうです。

1. ハードウェアキット
シムなどは未取得と判断してハードウェアキットをご紹介しました。これが製廃でも、ピン単品で入手できるかもしれません。FASTで250用で検索した番号です。
ただし、これはシムは取得済みであることが条件です。シムがなければピンだけ取得して装着しても意味が無いと思います。シムも単品で取得可能かも。

2. ブレーキホースユニオン
キャリパのホース接続部の部品のことですよね? 私は取得せずに、250用純正ホースを直付けしました。ネジ径&ピッチはホースと同一です。銅ワッシャ(ガスケット)を入れて完全に固定できます。ただし、スパナやメガネなどの工具が入らない構造なので、ホースのカシメ部のなるべく根元でバイスプライヤなどで上手くトルクを掛ければOKです。

3. その他
私の230のロータはソリッドのままなんですよね(苦笑) いずれ手を打つつもりですが、ズルズル8年くらい経ってます。
マスタ側はキャリパ変更だけなら、特に変更不要かと思います。

No.1571 2008/05/22(木) 21:17:14
○○ 車両情報:ブルーバードU セド/グロ以外の日産車 1973年式 L20ツインキャブ('69年10月〜)  
ピン
追加ですが、本日ハードウェアキットの構成部品の在庫について調べて頂いたのですが、
ピン、パッドを取り付けるシャフト、固定用クリップは生産廃止でした・・・。

No.1573 2008/05/23(金) 00:01:16
ながた[神奈川県] Website; Dr.Nの230ハンドブック
レス  

○○さん>ホースの件はその理解で結構です。単にホースをプレジ用にするだけなので、深読み不要です(笑)
またキャリパ取付ボルトですが、現物合わせでノーマル品が合えばそれで良いと思います。実際私の230もそれで元の部品を再使用しました。普通に乗る分なら、あまりニスモ製に拘る事もないように思いますよ。

あと、最近生産廃止になる部品が多いです。消耗品等で困るモノは「製廃部品の再生産調査依頼」が出せるハズです。これで100%再生産して貰えるかと言うとそうではありませんが、最近のメーカは「とりあえず製廃にして、『出ない』といってみる」傾向が強いので、粘る価値はありそうです。かく言う私も今度試す案件があります。結果は後日。。。

No.1574 2008/05/24(土) 19:08:27
○○ 車両情報:ブルーバードU セド/グロ以外の日産車 1973年式 L20ツインキャブ('69年10月〜)  
ホース
>ながた様

ボルトは現在の物を合わせてみます。

また、250用のホースを注文しました。
ついでにホース類を全部注文しようと思ったのですが、本来違うはずのリア側の一本とクラッチホースが共通部品になっていました。確かにホース自体の長さは同じです。
他は他車と共通しているような部品以外は注文できないものがほとんどでした。

ハードウェアキットは、「製廃部品の再生産調査依頼」をお願いしてみます。

No.1576 2008/05/25(日) 20:18:19
ながた[神奈川県] Website; Dr.Nの230ハンドブック
再生産調査  
○○さん>先日、純正部品を何点かオーダしたうち、1点が製廃になっていました。消耗品に近い部品だったので、昨日再生産調査のお願いをしてきました。ディーラの人達は99.9%知らない調査依頼ですが、事情を説明して「そう言うのがあるのを知っているので、部販に連絡してメーカに依頼を出して欲しい」と頼みました。
その後ディーラから連絡があって、「申請を出せるみたいだから、やってみます。時間が掛かるかも知れないが、もし再生産可能なら発注が掛かります。」との事でした。
250用のハードウェアキットは高価です。シムを入手されているなら、ピン単品でも良い気がします。100円とかそんなレベルだし。再生産申請を是非出してみて下さい。
最近の○産はとにかくコストカット最優先です。旧車の部品は「とりあえず製廃にしてみて文句を言われなきゃ御の字」というスタンス。我々からしてみれば許せないので、諦めないでドンドンやって下さい。

No.1577 2008/05/28(水) 19:26:35
○○ 車両情報:ブルーバードU セド/グロ以外の日産車 1973年式 L20ツインキャブ('69年10月〜)  
再生産申請
>ながた様

本日、日産部品で再生産申請をしてきました。
正式な書類に記入する必要があるのかと思っていたのですが、
部品番号と連絡先を書いてきただけで済みました。
リアブレーキホースも片側が製廃だったので、同時にお願いしてきました。
不可の場合は、入手出来る側で代用しようと思います。

MK63は最終の納品が六月くらいまでかかるそうなので、
ハードウェアキットの構成部品のうちで在庫している部品もあるはずですが、
部品単位では出さないのですね。

250のホースは他の部品と合わせて、
初めてネットで見つけた純正部品を割引販売している所から購入してみました。
前金制なので、多少心配しましたがきちんと届きました。
納期の掛かる部品の注文は少し考えてしまいますが・・・。

不思議に思ったのですが、L28を新品で販売しているお店がありますが、
今も産業機械か何かに現役で使われているのでしょうか。


No.1578 2008/05/29(木) 23:27:12
ながた[神奈川県] Website; Dr.Nの230ハンドブック
ホースまで?  
○○さん>もう、なにも考えずにバンバン製廃扱いにしている感じですね。単に対象車種と出荷個数なんかで割り出しているのかな? 古い部番でも昭和50年代半ばの車種にも適用しているなら案外残っているようです。
と言っても先日、C35ローレルのブレーキ系部品が製廃だったとの話も聞きました。もうメチャクチャですね〜
個人的には再生産申請(「供給可否調査」が正式名称だったかな?)はもう少し広めたいと思っています。是非結果が出たら教えて下さい。

>部品単位では出さないのですね。
キット部品の中身をバラすことはしませんが、単品でも補修部品としての部番設定があればOKだと思います。

>L28
確か現行シビリアン(W41)の中近東向け車に、L28Sが5年くらい前まで載っていました。ベアエンジン(マニや補機類が無い、素の状態のエンジンASSY)は新品が出る可能性はあると思いますよ。

No.1583 2008/06/15(日) 11:25:09
○○ 車両情報:ブルーバードU セド/グロ以外の日産車 1973年式 L20ツインキャブ('69年10月〜)  
再生産
>なたが様

ご報告が遅れました。

L28の情報ありがとうございます。疑問が解決しました。

先日部販から連絡があり、
パッドピンの再生産申請が通りました!
ブレーキホースも再生産して頂ける事になりました。
一緒に申請した、サスのブッシュは駄目でした。

走行に直接関係する部品は申請してみる価値がありそうです。

これで一歩前進しました。どうもありがとうございます。


No.1584 2008/06/16(月) 22:42:10
ながた[神奈川県] Website; Dr.Nの230ハンドブック
これは凄い情報カモ  
○○さん>いや〜、そうですか! ご報告ありがとうございました。こう言う情報は初めてです。今まで申請を出したと言う情報すら聞いたこと無かったのに、再生産可能の回答まで出るとは。
やっぱり出来るんですね。やってみる価値は大有りです。
ちなみに私のほうは、まだ連絡がありません。ホントにメーカまで申請が行っているのな?

また何かありましたら書き込んで下さい。

No.1622 2008/07/26(土) 13:01:18
ながた[神奈川県] Website; セドリック/グロリア 230 ハンドブック
製廃部品を復活させました
2ヶ月くらい前にもこのネタを書きました。その続きです。私もやっと再生産の申請をして製廃だった部品を復活させてもらいました。

部品は130〜230用のFrサス ロアリンクに付くボールジョイントダストカバー。数年経つと(酸化して?)グチャグチャに溶けてしまう部品です。放置すると、ボールジョイント内に砂塵や水が浸入して、磨耗してしまいます。

こんな部品が製廃とは「ケシカラン!」と思い、「製廃部品の供給可否調査」と言うのをディーラ→部販→メーカに出してもらいました。

この申請が出来ること自体がディーラや部販に知られていません。部販の本部などは知っていると思いますので、店頭で「そんなの聞いた事が無い」と言われてもキチンと調べてもらえば申請可能です。今回の部品は入荷まで約二ヶ月掛かりました。どの部品でも再生産してもらえるかと言うとNOだと思いますが、「製廃です」の一言で諦めずに申請を出してみるベキだと思います。

また、この申請では「注文者の分だけ作るのか?」とも思いましたが、そうではなく、通常の在庫切れ部品の再生産と同じように、ロット単位でまとめて生産するようです。そのため製廃扱いではなくなるようです。

6〜7年前から「製廃だった部品が急に復活する」と言う現象が散見されました。もしかしたらこのようなユーザからの要望で復活したのかもしれません。日産の旧車乗りには朗報だと思いますので、是非お試しあれ。

 


<<管理人より>>

2008年5月〜2008年7月の掲示板投稿記事より抜粋しました。製廃部品を再生産までこぎ着けることができた事例です。製廃が100%復活するとは限りませんが、製廃を知っても次のステップがある事がこれで分かりました。

関連ページ: 「製廃となった日産純正部品を復活させる」

なお、今回は投稿された方の承諾が得られなかった為、お名前は伏せてあります。

 

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