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リヤホイールシリンダ流用情報

掲示板からの抜粋です。時系列は掲示板とは逆で、上から下に向かって進みます。また、本題と関係ない箇所は省略しています。先に結論を確認したい場合は、最後の「管理人より」を参照ください。


ホイールシリンダ流用

  投稿者:佐藤  投稿日:2020年 5月29日(金)21時02分7秒 ntsitm302221.sitm.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
 
  こんにちは。なにやら現在ひらがな3文字の管理人様の名前を入れるとエラーが出て投稿が弾かれるようです。
こちらにて教わったエアコン整備のおかげで今年もこれからの季節を、車にとっては過酷かもしれませんが快適に過ごすことができそうです。
さて、少し前にこちらにホイールシリンダについてお困りの方がいらっしゃったと思いますが、先日230純正と形がそっくりなS30フェアレディZ中期用でサイズが7/8の中古シリンダが手に入りましたので、オーバーホールの上で230に取り付けてみました。(写真1枚目、左側が230純正、右側がS30Z純正)このシリンダ(右用44100-N3001、左用44101-N3001)は6月に値上げされますが、海外人気もある車種のためかまだ純正新品が供給されているようですね。人気車種なのでリプロ品といえば聞こえはいいが純正よりもう少し安価なコピー品もあります。230用とS30Z用ではブレーキパイプ取付位置が若干違うので作業前からそれが心配でしたが、実際には純正を取り外してそのままZ用をパイプにつないで写真2枚目の状態になり、そこから少し押し込むだけで所定の位置に収まりました。プレートでの固定後の摺動抵抗も軽いです。純正シリンダが補修による修理もできないほどに損傷した場合はこれを使えば逃げ道になるのではないかと思います。
さてこちらのホームページの実験君コーナーのホイールシリンダの項目を参考に作業しましたが、その項目と同様に純正3/4からZ用7/8にサイズアップとなりましたので、シュークリアランスをドラムと擦れるか擦れないかくらいに手動調整して走行してみましたところハッキリと違いが分かるほどにサイズアップの効果テキメンでした。街なか走行では実家で使用しているデーラー整備の現行マツダアテンザと遜色ないほどにブレーキが利いております。以上、もろもろ何かの参考になればと思い書き込みさせていただきました。


それは新発見ですね

  投稿者:ながた  投稿日:2020年 5月30日(土)14時53分11秒 210-194-196-249.rev.home.ne.jp
返信・引用 編集済
  佐藤さん>本文に「ながた」をいれると弾かれるのですか。私のPCやスマホでブラウザを複数切り替えてやってみたのですが、現象がでませんでした。「さん」「さま」などの敬称入れたりとかいろいろやったのですが・・・
とりあえず、NGワード設定をリセットしてみたので(もともとヒットしそうなものは無かったが)、これで様子見したいと思います。まだヘンだったら教えてください。

さて本題ですが、私もヤフオクなどでS30系ホイールシリンダを見る機会があって、前から気にはなっていました。1970年前後の日産車の乗用車系リヤブレーキはまぁ、だいたい似たり寄ったりの形状をしていて、流用できそうに見えます。しかしバックプレート面に当たる部分の形状、寸法がクリアできるか裏が取れず、スルーしていたんです。

ブレーキチューブとブリーダーの位置関係が逆ですが、チューブのほうはこれくらいなら問題ないと思います。 位置関係はこちらのほうがエア抜きしやすそう(笑)
また、シュー調整は両者とも自動式なので、装着後サイドブレーキ数十回、引く⇒戻すを繰り返せば本来はピッタリの位置まで来るはずです。ただし、シリンダ交換になるとサイドのロッド(ホーシングと平行に伸びているヤツ)とピンで嵌るシリンダ側のレバーの位置が微妙にずれるので、ロッド調整が必要かもしれません。重要なのは、サイドを完全に戻した状態で、ロッドとレバーの穴が一致する(ピンが引っ掛からずに入る)事です。サイドを完全に戻しているのにピンが引っ掛かる(シリンダのレバーを少しこじらないと入らない)場合は、どこかが突っ張っている可能性大です。もしこれだと、シュー調整が途中で利かなくなります。 今度時間のある時にでも確認してみてください。

この部品番号で少し調べたら、1個で16,700円となっていました。230用は製廃直前(多分2005年頃?)は5,000円前後だったと思いますので、随分値が上がりました。アフター品だと左右セットで2万円くらいで入手できそうです。

それにしても、これは良いですね。私も検討したいと思います。うちの2台は片方(DX)だけ7/8インチ、もう片方(GX)は3/4インチのままなので、統一したいなとも思っていました。

そして佐藤さん、本投稿は保存版にさせていただいてよろしいでしょうか? 投稿コーナーで閲覧できるようにしたいと思っています。
よろしくお願いします。

http://cedglo230hb.kilo.jp/


Re: それは新発見ですね

  投稿者:佐藤  投稿日:2020年 5月30日(土)19時17分52秒 KD106130040047.au-net.ne.jp
  ながた様、こんにちは。(書き込めていますね…)
投稿コーナーへの掲載もちろんOKでございます。
クリアランスを手動で調整したのは数十回のサイドブレーキレバー操作が億劫だったからでした(汗 一応サイドブレーキフリー状態でのシリンダのレバーの戻り、ピンの抵抗を確認してあります。これで多分自動調整も効いてると思うのですが…

ところで作業中に撮影し掲載させていただいた写真は左側だけでしたが、右側は中古品の中の状態があまりにも悪かったので安価なアフター品を取り寄せて対応しております。ところがこのアフター品ですが、見えない所にあるピストンとカップが純正とは互換性のない得体の知れないものが使われており、これでは後々のメンテナンスで困るので純正カップが使えるピストンに入れ替えるべく手配をしておりますが、このシリンダ純正ピストン「44108-E8710」は単品での販売は廃止の様子です…とりあえず同一カップが使用できる代替ピストンを模索しており、手始めに2001年頃まで採用されていた「44108-N4611」を取り寄せて到着待ちでございます。また進展がございましたらば報告させていただきますので、宜しくお願い致します。

ありがとうございます

  投稿者:ながた  投稿日:2020年 5月31日(日)11時41分57秒 210-194-196-249.rev.home.ne.jp
 
  佐藤さん>ご承諾ありがとうございます。カップの件はかなり興味がありますので、引き続き進展がありましたら教えてください。

サイドブレーキは大丈夫そうですね。確かにハンドレバー操作はカッタルイです(笑)
私はドラムを嵌める前に目見当でカチカチやっておくことが結構あります。

http://cedglo230hb.kilo.jp/


ホイールシリンダピストン比較

  投稿者:佐藤  投稿日:2020年 6月 3日(水)23時13分15秒 ntsitm302221.sitm.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
 
  ながた様こんばんは。
アフター品シリンダの素性の判らないピストン&カップを入れ替えるべく注文していた代替候補のピストンが到着したので比較いたしました。注文したピストンはS30系後期の両押しシリンダに採用されていた「44108-N4610」のマイナーチェンジ版(?)「44108-N4611」でこちら最後は2001年ごろまでE50エルグランドに採用されていたそうで、組み合わされるカップは同じみたいです。また、アフター品シリンダはCENTRICというブランドの物のようです。
写真2枚目で並べてみましたが
上段に並べたカップが左がアフター品シリンダのピストンから取り外したもので右が制研化学工業の純正相当品です。
その下に並べたのが左から
@アフター品シリンダから取り出したピストン
AS30中期純正シリンダから取り出したピストン
B今回取り寄せた代替候補のピストン「44108-N4611」
です。
致命的なのはカップがハマる部分の太さで、純正Aと代替候補Bが11mmなのに対してアフター品@は13.8mmと太く、純正(あるいは相当品)のカップが収まりません。これを解消すべく取り寄せたピストンは妙に胴体が短いのが機能的に悪影響ないか気になるところですが、同じカップが使えるのでしばらくこれを着けて様子を見てみようと思います。スプリングがハマる部分が太くなりちょっと窮屈でしたが、頑張れば純正ピストンのスプリングも付きます。ダストカバーがハマる部分の太さは3本とも共通の14mmでした。
使用したカップキットは制研化学工業の「240-52391」でダストカバーとカップのセットです。
モノタロウの販売ページ
https://www.monotaro.com/p/1788/3547/
これで問題解決となればよいのですが…以上でございます。よろしくお願いいたします。


良い感じですね

  投稿者:ながた  投稿日:2020年 6月 5日(金)20時16分9秒 210-194-196-249.rev.home.ne.jp
 
  佐藤さん>ご報告ありがとうございます。これで大丈夫そうですね。E50用は1997年の立ち上がりから2001年6月生産までの車両に適用のようです。ここまではトキコ製のシリンダで、翌月から内径は同サイズながら曙製に変わっています。
ピストンが少し短いのは、もともと両押しのシリンダだから、シリンダ自体が浅いからだと思います。しかし、全長が同じなので、ダストカバー部の収まる位置が少し深そうですが、特段問題なさそうに見えます。

ちなみに、この時のE50のカップ単品の純正部品番号(PITWORK部番)は「AY260-NT006」で、230用で7/8インチシリンダ装着車のカップと同一部番になります。
一方ダストカバーはE50は「44124-08G10」、230(73年7月以降)は「44124-h4110」で繋がっていません。ピストンに嵌る部分の厚みが違う様な気がします。

大変参考になりました。で、ちょっと質問です。

・ このピストンが合いそうと思った根拠みたいなのは何でしょうか?
・ 装着して乗ってみましたか?

よろしくお願いします。

http://cedglo230hb.kilo.jp/


代替部品の模索

  投稿者:佐藤  投稿日:2020年 6月 5日(金)22時02分48秒 ntsitm302221.sitm.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
 
  ながた様、こんばんは。
もちろん取り付け後に試乗して異常の無きことを確認しております。
そしてどのようにしてこの部品にたどり着き合いそうと感じたかですが
 まずブレーキパーツメーカーのミヤコ自動車のホームページで一覧表からカップの適合を調べ2001年までの日産車でシリンダ径7/8ならばかなり多くの車種で(ほとんどの車種で?)同じカップが適合していることを知り
 また別のところで70年代の終わりごろから80年代の日産車に広く適合しているらしい
ミヤコ自動車品番「WC-N359」という7/8のシリンダを分解加工しているブログを見つけ
掲載写真を見てピストンの形が少し似ていることを知り
またミヤコ自動車の一覧表でこのシリンダが使用されている車を調べ
中古のFASTでピストンの部品番号を調べると「44108-N4610」と出て
互換性のある部品として「44108-N4611」も出たので両方をモノタロウで調べ
新しくて少し安いほうの「44108-N4611」を選び(書込み後訂正、「44108-N4610」の方が安価でした。値段を勘違いしてたのと古い部品をモノタロウで注文した際によく遭遇する注文後の廃番キャンセルで時間を浪費するのが怖かったので新しい方を選んだのでした。)
 あとは候補選びとして実物を見ないと話にならないのでそんなに高い物ではないしダメで元々で注文
同径サイズのシリンダに入っているのだから入らないことはないだろう
ダストカバー取り付け部分は写真を見た感じでは細いことはないだろうけど
太くても相手はゴムだから多少は融通利くだろうと自分に言い聞かし、なにより今後のメンテの際のカップ探しで途方に暮れるのだけは避けたかったので、前へ前へと玉砕(しても1100円くらい)覚悟の攻めの姿勢で代替ピストン探しを致しました。
 ですので合いそうと思った根拠としては
ネット上の写真を見て形が大きく違わないと感じたのとサイズが同じであるということと
カップが共通であるということ、でございます。
 元はといえば日産が正規のピストン「44108-E8710」を廃止にしなければアフター品シリンダが素性不明の有り合わせのようなカップを組み合わせてなければこんな苦労は必要なかったことなのでございます。とほほ…
当方は金属加工業ですので最後の逃げ道として会社の旋盤でアフター品シリンダのピストンを正規の大きさに加工することも可能でしたがなるべく誰もが対応可能な方法を模索いたしました。宜しくお願い致します。


なるほど

  投稿者:ながた  投稿日:2020年 6月 6日(土)23時14分4秒 210-194-196-249.rev.home.ne.jp
 
  よくわかりました。確かにピストン単品だと失敗しても諦められる価格でもありますね。
本件は保存版とさせていただきます。
また発見がありましたら教えてください。

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<<管理人より>>

2020年5〜6月の掲示板投稿記事より抜粋しました。230、330のリヤブレーキホイールシリンダは純正品が生産中止(製廃)となっていて、入手できません。そこでS30用の部品を装着してみたら問題なく使えたというのが本投稿です。結果を要約すると下記。

  • S30(1972年7月〜1976年6月生産車)用のホイールシリンダASSY トキコ製7/8インチタイプ(右:44100-N3001、左:44101-N3001)は230〜330に代用可能。
  • S30用ホイールシリンダASSYは2020年時点では純正品が入手可能だが、アフターマーケット品も流通しており、純正の半値程度で入手可能。
  • アフターマーケット品はピストン、カップ形状が純正品と異なり、メンテナンス用の部品が見当たらない。
  • アフターマーケット品のピストン、カップを下記に変更すると、カップ交換等のメンテナンスが可能。
    • ピストン(2個): 日産純正部番「44108-N4611」
    •  カップ(2個): 日産純正部番「AY260-NT006」
      またはカップキット(1個): 日産純正部番「D4100-U4893」 または セイケン「240-52391」
  • ノーマルシリンダの内径が3/4、13/16インチの場合は本部品に交換することにより、制動力アップによるブレーキフィーリング向上が見込まれる(実験君「リヤホイールシリンダ(リヤブレーキ強化)」参照)。

シリンダにダメージが大きく交換せざるを得ない場合は、この手法が適用できるのではないかと思います。また、シリンダ内径が、この代用品だと7/8インチですが、リヤABSの無いディスクブレーキ車(セダン&HTのデラックス以上とワゴン)は元々これよりも小さいタイプ(3/4、13/16インチ)を使っているので、7/8インチ化はブレーキ強化にもなります。

佐藤さん、情報提供をいただきありがとうございました。

 

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